Clostridioides(Clostridium)difficile 感染症
こんばんは、重症CD腸炎患者を担当したのでCD腸炎の対応についてまとめてみます。
恥ずかしながら、フィダキソマイシン、抗トキシンB抗体は初めて知りました。
図の出典
・診断
GDH陽性トキシン陰性の時遺伝子検査を行うところがポイントですね、下痢との兼ね合いから臨床的な判断をする。
・治療
…google翻訳先生の力を借りまくっていることがバレバレである
・フィダキソマイシン(ダフクリア)
腸管吸収が悪く、92%は大便に排出される。正常な腸管細菌叢には効かない。
2018年に日本で保険収載され使用できるようになった。
200mg×2回 10日:80320円なり
(ちなみに経口メトロニダゾール:2130円
VCM 125mg×4回 10日:11131円
VCM 500mg×4回 10日:44520円)
VCM 125mg×4回 10日:11131円
VCM 500mg×4回 10日:44520円)
圧倒的メトロニダゾールの安さよ。
・ベズロトクスマブ(ジーンプラバ)
抗トキシンB抗体。
単回点滴投与、なんと1瓶335839円なり!
ア 免疫不全状態
イ 重症のクロストリジウム・ディフィシル感染症
ウ 強毒株(リボタイプ 027,078 又は 244)への感染
エ 過去 3 回以上の既往歴
オ その他の理由により重症化又は再発のリスクが高いと判断できる場合(なお,65 歳以上であること,又は過去 2 回以下の既往歴があること のみでは重症化又は再発のリスクが高いとは認められない。 )
に該当しないといけない。
・重症度
ATLAS score で死亡率を計算できる。
中毒性巨大結腸、イレウス、Lac>5の場合は手術が検討される。
手術を行っても死亡率は高い。
お疲れ様でした。